エディンバラ
Edinburgh


Scotland

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目が覚めると夜行列車は大草原を疾走中 エディンバラ到着 車両の外観だけはかっこいい
殺風景なエディンバラ駅 (乗ってきた夜行列車) さて・・・街へ繰り出す
他のヨーロッパ都市とは違った雰囲気 もうすぐエディンバラ城
タータン・ウィービング・ミル&エキシビション入り口 人形とテープ音声でのタータンチェックの製法説明
タータンチェックの歴史を展示 コスチュームを着て写真撮影する息子
エディンバラ城全景 チケットと日本語ガイドブックを買う
天気は気持ちよい快晴 城観光は必然的に丘を登る
建物もイングランドより味がある気がする 何となくロマンチックな造形
城内の広い坂道 遠方には海が見える
スコッチウィスキー・ヘリテージセンター 地下のバブ

 1、ローランド Auchentoshan Select
 2、ハイランド Royal Lochnagaar 12
 3、スペイサイド Glenlivet 12
 4、アイランド Highland Park 12
  アルコール度数が高くて違いが判りにくい。
  が・・・しかし、Highland Park に一票!

4地方の利き酒ができる 5種類のストレートを試飲して酔った(笑)
バグパイプ(bagpipe) 旧市街のロイヤルマイル
スコッチなら何でも揃いそうだが意外と狭い 通りの遙か前方には海も見える
ユニークな雰囲気の建物 エディンバラの忠犬ハチ公 グレイフライアーズ・ボビー

エディンバラ観光 (終日)

寝台列車でエディンバラ到着

 カレドニアン・スリーパー(Caledonian Sleeper)という夜行列車で一夜を明かした。目が覚めると、列車は大草原を疾走していた。朝7時過ぎに車掌さんが紅茶とスナック類を部屋まで持って来てくれた。紅茶は熱すぎて飲めない。しかも、ティーバッグの持ち手の紙までお湯の中で不衛生。さらには、紅茶が来てから5分もしないうちに終着のエディンバラの駅に到着。何を考えているのか(笑)。終着駅なので列車はしばらく停止しているが、ゆっくりお茶を飲んでいては時間がもったいないし味わうほどの紅茶でもない。

 この駅はエディンバラの歴史や知名度そして規模からすると殺風景な駅だった。高度成長期、日本の地方都市の駅はこんな感じだったと思う。旧市街の南側に出たが細い通りがあるだけでタクシーもいない。重いボストンバッグを転がして歩き始めたが、坂がきついし石畳の道でだった。途中でタクシーを待つことにした。反対方向に走っていたタクシーを無理にとめてホテルまで行ってもらった。ホテルに荷物を預けていざ観光に出発する。

タータンチェック

 ホテル代を節約するため、エディンバラ城とは反対側のホリールード宮殿近くのホテルだ。観光の中心地エディンバラ城には少し距離があった。しかし、苦になる距離ではなかった。旧市街のロイヤルマイルを歩いて突き当たるとそこがエディンバラ城、そしてその左手前にスコッチ・ウィスキー・ヘリテージ・センターがあり、右側にタータン・ウィービング・ミル&エキシビションがある。ウィスキーはあとにして、後者のタータンチェックを見ることにした。それなりに見応えもあったし、ショップも充実していた。そして、コスチュームを着て写真撮影をすることもできた。ただ、順番からいうと朝の空いているあいだにエディンバラ城観光をした方が良かったか。

エディンバラ城

 写真を見ての通り、エディンバラ城の観光は快晴の気持ちよかった。日本語音声ガイドを借りたが役立たなかった。左回りに渦巻き状に登っていくお城だ。途中、時間になると空砲を撃つ大砲や、博物館があったし、何の脈略もなく旧式戦車が置いてあったりした。ふるい大砲がいくつもあり、城の高台から見る風景は、遠方の海もあってなかなかだった。

スコッチ・ウィスキー

 城の帰りは、お目当て?のスコッチ・ウィスキー・ヘリテージ・センターへ。入ってお金を払うと、ツアーが始まるまで数分待たされる。ツアーが始まると、ストレートのスコッチを試飲させてくれる。シングルくらいの量であるが一気に飲めないので、ツアーの最初はちびちび飲りながらである。スコッチ・ウィスキーの歴史や変遷そして製法など、話、ビデオ、あるいはカートに乗って理解できるようになっている。最後のカートであるが、日本語の音声も選択できる。子供も退屈しない。

 ツアーが終わると、地下に降りるようになっていて、そこはバーとレストランがある。バーでスコッチの4つの産地の利き酒をすることにした。スコッチ・ウィスキー友の会という会費を払うと新会員特別提供で味わせてくれるということだ。

1、ローランド Auchentoshan Select
2、ハイランド Royal Lochnagaar 12
3、スペイサイド Glenlivet 12
4、アイランド Highland Park 12

 実際飲むと、それぞれ違いがあるのだが、40°以上というアルコール度数では、いくら熟成されて水和しているとしてもアルコール臭がまず勝ってしまう。ビールやワインの利き酒とは訳が違う。それぞれ、燻した香り、干し草の香り、麦芽の香り、シェリーの風味など特徴があるそうだが、アルコール臭が強くて詳細な判断はできない。水で1対1希釈して利き酒する方法もあるようだが、水に割るのは勿体ない気もした。それぞれ、楽しんだが最終的には、臭さと甘さと芳香が私好みということで Highland Park が気に入った。

ウィスキーの店

 スコッチ・ウィスキー・ヘリテージ・センターには充実したウィスキーショップもある。いろいろ物色したが欲しいという衝動は起こらなかった。というより、ここから重たいスコッチのビンをぶら下げて旅行するには、それなりの理由がなくてはならない。気の利いたミニチュアボトルでもあると嬉しかったが無かった。

 スコッチ・ウィスキー・ヘリテージ・センターを後にしてロイヤルマイル・ウィスキーという専門店に行った。店は狭いしきれいではない。しかし、品揃えはそれなりにある。さっき試飲して気に入った Highland Park の30年ものもあったが、25000円くらいしたと思う。ミニチュアボトルでもあると嬉しかったが、欲しい銘柄のミニチュアボトルはなかった。

 ここでウィスキーを買わなかったのは最後のヒースロー空港免税店なら品揃えもそこそこで免税価格で買えるとふんだこともある。しかし、ヒースロー空港にはHighland Park 30 は無かった。25000円が免税になったらかなり安くなるのではと期待したのであるが・・・。日本で入手しにくいシングルモルトなど、スコットランドで買うべきかも知れない。

 最終的にはヒースロー空港の免税店で日本で入手しにくいシングルモルトを探して、

Mackillop's Choice Single Cask
Highland Park 1980

という22年ものシングル・モルト(Single Cask=一つの樽からボトリング)を入手した。1980年4月28日に樽詰め(Cask number 4773)して2002年12月にボトリングしたものらしい。1万円くらいだったがこれは美味しい。軽いようで甘い、燻したような臭いも強めだが、適度な臭み?と他との風味のバランスも良く、舌に転がしたときの感覚と、同時に鼻に抜ける芳香が心地よい。何て・・・知ったかぶりして、良く判っていない。正直言うと・・・ね。理屈はともかく、あまりスコッチを飲まない私が週に2〜3度ストレートでキュッと飲っている。飽きが来ない。

バグパイプ

 やはりこれを聴かないとスコットランドに来た気がしない。早朝、ロイヤルマイルを歩いたときは誰も吹いていなかったが、午後は2〜3人がタータンチェックのスカートを着て吹いていた。なかなかの音量である。チップを入れるカバンにお金を入れて写真を撮った。

エディンバラの忠犬ハチ公

 グレイフライアーズ・ボビーに会いに行った。主人が亡くなってから14年間も墓を守り続けたそうだ。スコットランドだけでなく、アメリカでも教科書に載ったり、ディズニー映画になったりしたそうだが、私は知らなかった。うちの犬(Dalmatian ♂)は墓の穴掘りはしても、墓守まではしてくれまい。

疲れと酔いで寝てしまった

 ロイヤルマイルは旧市街の通りで歩くだけでも楽しい。やがて、ホテルに到着。少し休憩してから、エディンバラの御当地料理のディナーに舌鼓と考えていたが不覚にも寝てしまった。気がついたら夜11時半を過ぎていた。ホテルのレストランもバーも閉まっている。さすがに、ウィスキーの試飲を5杯も飲っては効いた。時差ボケも疲れもある。家内も子供も寝てしまっていた。買い置きのスナックと、ミニバーのビールで空腹を凌いだ。また寝た。

 そうそう、疲れていたので、娘が行きたがっていたダイナミック・アースを却下したが可哀想だっただろうか? 地球を45億年さかのぼるアトラクションなのだそうだ。ホテルの目の前だったが・・・。

宿泊

Macdonald Holyrood Hotel


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