ストラトフォード・アポン・エイボン
Stratford upon Avon

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エイボン川ののどかな風景 遊覧ボートも就航


シェークスピアの墓はこの教会の建物の中

すこし古びて、表面の石材が風化して苔むしている
世界的な文豪シェークスピアが眠る教会としては質素

シェークスピアの眠るホーリー・トリニティ教会
境内はお墓がいっぱい

※教会内で販売される絵はがきより。著作権に配慮してクリックして表示される高精細写真は入室制限を設けてある

教会内部
墓と刻まれた文字 英英大辞典でもないと読めない 祭壇前 ここに墓がある


ストラトフォード・アポン・エイボン
Stratford upon Avon

近松門左衛門は東洋のシェークスピア 

 このように言ったのは坪内逍遙(1859‐1935)だとか。それならばと、シェークスピアのお墓をお参りすることにした。私の郷土は近松門左衛門の眠るまち。シェークスピアがどのように埋葬され、どのように顕彰されているのか。それを現地まで見に行きたかった。

 湖水地方のウィンダミア湖畔からストラトフォードへ向かった。もっと欲を言えばリバプールでビートルズのミーハーツアーもしたかったが、旅程が厳しく諦めた。それでもなお強行軍である。

 途中事故渋滞があってかなり時間をロスした。そこへ迷走も加わる。2.99ポンドで1インチ4マイルの詳細地図をサービスエリアの書店で買ったが、それでも迷走した。時間ロスが甚だしく、この後のコッツウォルズの観光は宿泊するボートン・オンザ・ウォーターだけになった。

役者が違う街並み

 何とか、ストラトフォードへの一本道にたどり着き、草原を走っていると雰囲気の良い街並みが待っていた。街が明るい雰囲気だ。歴史ある景観と、エイボン川河畔ののどかさ。我が郷土がどんなに脱皮しても、この雰囲気は真似ができない。ジャンルの違う街だ。

墓参りに限定

 時間がない。シェークスピアの生家を訪ねたり、エイボン川の遊覧船を楽しんだり、まして観劇をしている余裕などない。こんな忙しい旅行は不本意だが日程が極めて限定されている。さて、墓参りをしようとホーリー・トリニティ教会を参った。シェークスピアはここで洗礼を受け、やがてここに埋葬された。車を近くに駐車して、エイボン川河畔を歩いて教会に入った。境内にはたくさんの墓がある。どれがシェークスピアの墓だ?。きっと、何人かお参りしている人がいるはずだ。それでも境内には見つからない。はっと思って、教会の中に入った。実はここの教会の祭壇の前の特等席にシェークスピアは眠っているのである。
 入場料を払って、祭壇前に進みお参りした。墓の前には、なにやら文字が書いてある。参拝を終わって、教会内の売店で絵はがきを買ってストラトフォードを後にした。


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