「赤毛のアン」の島へ

プリンスエドワード島旅行記


ケベック 2日目
Quebec City #2

(写真をクリックすると詳細な写真を表示します)

目を覚ますと窓からこのような風景 ファナックから臨むセント・ローレンス川上流方向 ファナック12階(だったと思う)の廊下
ファナックの中庭駐車場 セント・ローレンス川が清々しい雰囲気を演出 点灯している部屋はまだ少ない
日の出前は幻想的 ほとんど人は居ない 青空なのに影のないファナックが撮れた
日の出 ごみ箱をあさるリス 朝日を浴びるファナック
ほんとに綺麗 野鳥の影が長くて面白かった
大砲群 日中とは違って広々 こんなものまで絵になる
ダルム広場 要塞博物館 (入らなかった) テラスで朝食
カレーシュ乗り場 セントルイス通りにて
昼以後は人でごった返す シタデルの北西方向にて シタデル入口
衛兵 道を間違えて到着したときには衛兵の交代儀式が始まっていた (隊長の横は山羊?)
衛兵の交代
2日目でも写真を撮りたいシーンがいっぱいでたくさん撮った
だまし絵 パフォーマー? グリーン・ゲーブルスにもあった雪道で靴に付けるもの

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2008/9/1 月

 朝、4時過ぎに目が覚めて眠られない。夕べは11時半に寝たので睡眠時間はなんとか足りている。寝るのを諦めて旅行記を書いたり、インターネット接続をしたりしていた。

 はたと窓を見ると朝焼けしていた。赤い地平線の空と紺色の空のコントラストが奇麗。思わずカメラを持って外に出た。テラス・デュフランには2〜3人しかいない。誰もいない風景を撮ることができた。朝日も奇麗に撮れた。カモメ(海猫?)を至近距離から撮り、リスを複数見つけて撮ることができた。

 ホテルに戻り、9時頃に再び観光に出かけた。朝食はファナックの北向かいにある真っ赤なテントのレストランのテラスで食べた。おそらく城壁の中で一番景色の良いレストランだろう。朝食にしたら値段もホテルなみだった。昼や夜に並ばずに入ることができないであろうテラスに座れたのは開店直後だったからであろう。

 10時にはシタデルで衛兵の交代の式典がある。忙しい店のチェックに時間がかかって開始時間には間に合わなかった。道を間違えたこともある。シタデルの入り口には迷彩服の軍人も居たりして入りにくい雰囲気だったが、他の客が入るのを見て続いて入った。一人10ドルを支払って、入場証のエンジのシールを胸に貼って入場。式典を見学した。

 軍隊のセレモニーで整然とした緊張感ある式典であるが、数年前に見たチェコのプラハ城の衛兵交代に比べるとセレモニーというよりフェスティバルという感じだった。ただ、ファナックをバックに繰り広げられる長時間の式典は奇麗だったし、司令官?の横にいる白い山羊が特徴的だった。

 さて、昼食を食べようと午後1時にケベック料理のオーザンシアン・カナディアン行ったが満席とのこと。2時半なら予約を受け付けると言われたが、6時発の飛行機を考えると微妙な時間。後から考えると、ケベック・シティーの空港規模からいって間に合ったかもしれないが、フライトに遅れることは深刻すぎる事態だ。この店はどうかわからないが、昼食でも2時間必要なレストランがある。

 別のケベック料理の店に10分以上かけて歩いていったが長蛇の列。結局、その隣のレストランに入った。これが大外れ。


口に合わなくて食べることができなかった血のソーセージ

 欧州では外れの店はほとんどない。しまった! ここはアメリカ大陸だったのだ。関東で迂闊にうどんを注文してしまったような後悔。まず、最初に頼んだスープからしてよろしくなかった。塩加減を控えめにしてある分、ブイヨンの質の悪さと薄さが出てしまう。そもそも、パンも美味しくない。自家製 のブラッド・ソーセージを注文したが1cm食べて残してしまった。私が自分で注文したものを残すことは滅多にないことである。

 付け合わせの、芋サラダとグリーンアスパラだけを食べて店をあとにした。ケベックの最後をかざるには残念なレストランだった。そもそも、多忙を極めている状態のときにウェイターやウェイトレスがどのような対応をとるか。そのあたりで店の善し悪しの検討もつけられるかも知れない。たとえ多忙そうにしていても、最低限の愛想と対応の仕方そしてその空気で「美味しくない店」を察知できる 。

 観光客でごった返すシーズン中のケベックで、テラス以外の建物内の席が昼や夜に空いている店はまず避けた方がよい。ケベックでまともなものを食べるには、まして美食をするなら予約は必須である。たとえ英語で電話ができなくとも、狭いケベックの観光スポットを回っているときに、店に立ち寄って予約すればよいのである。

 ともかく、ごく限られたピンポイントに観光客がごった返している観光地である。こんなに観光客の人口密度の高い欧米の観光地を私は知らない。ゴールデンウィーク中の日本の遊園地みたいな賑わいである。

 落ち着きのない喧噪のケベックから予定より30分早めに退散することにした。ホテルからタクシーで空港へ行った。運転手から何日のホリデイかと訊かれたので、10日だと答えると。短いと言われた。(日本人では贅沢な長さなのだが・・・)あと十数年で一年中ホリデイだと切り返す冗談を切り返す語学力は私にはなかった。(笑)

 ケベックの空港で、初めて自分で自動チェックイン機を操作した。前回、トロントで教えてもらったのを思い出して発券したが簡単だった。画面をふれると英語かフランス語かと訊いてくるので、当然英語を選択。次にどのようにして予約のチケットを照会するのか訊ねてくるので、e-ticket の番号を入力する。今回は右上のボタンマークをクリックしたら良かった。入力すると、予約してある旅客の名前が出てくるので、クリックしてチェックインに表示を変える。今度は表示された旅客のパスポートの顔写真のあるページを差し込めと指示してくるので、それぞれの先端を挿入する。すると、該当ページ最下端の記号や数字を読み込む。次に、旅客毎の預ける荷物の数を訊いてくるので、+のボタンマークをクリックしてそれぞれ1にした。すると、スーパーのレシートのような薄い紙質の搭乗券が出てくる。トロントと違って荷物のクレームタグまでは出力されなかった。慣れれば早くて便利である。あとは荷物をチェックイン。

 ケベックの空港には何もなかった、レストランと土産物屋くらい。フライトの3時間前についてしまって退屈である。ビールすら飲めない。時間を持てあました。こんなことなら、先程も述べたとおり オーザンシアン・カナディアンで食事しておくのだった。


ケベック観光

★AC 8923 Quebec (YQB) 18:00〜19:37 Toronto 1 hr 37 mn
<トロント空港で軽食>
★AC 033 Toronto 20:30〜22:30 Vancouver 5 hr 00 mn

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