ルガーノ
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8/27 月 曇り
27 August 2007
マルペンサ空港(ミラノ)からルガーノへ
コモ湖を右下に観ながらルガーノへ。当初はコモ湖に泊まるはずが、旅行そのものが延期になり、コモ湖のホテルは満室で予約が取れなかった。家内がコモ湖を見て、きれいな景色!と思わず叫んだが、こちらは慣れないレンタカーと道に格闘中。0.1〜0.2秒ちらっと観ただけである。確かに、きれいで雰囲気が良さそうな湖と建物の景色だった。
そのうち、高速道路(国道?)を降りるような道路に入り、一旦停止をする場所がある。国境である。STOPの線で一旦停止したら、行っていいよと合図され、次の職員の前に行くと、右の奥へ行けといわれる。すると、蛍光色の服を着た60歳くらいのおばちゃんが立っていて、シールを買えという。これが、スイスの高速料金表である。これを日本の車検済みのクルマに貼るシールのように内側からフロントガラスに貼る。料金は情報通り40スイスフラン。
さて、ガイドブックの写真で何度も観たことがある。湖と湖の間を大きくS字に曲がるカーブがあり、トンネルをくぐるとすぐにルガーノの出口。ルガーノは二つの出口があるが、 手前の南側の方が便利なのは Google Map で確認済みだった。市街地地図は日本に忘れてきたが、記憶通りまっすぐ進むとルガーノ湖畔に出て、そこを左折。ほどなくホテル(Hotel Walter)に到着。家内にフロントに行かせて駐車場は?と訊くとホテル前に朝まで路駐しろとのこと。大丈夫かいなぁ?ホテル
チェックインはクレジットカードを見せることもなく、私一人のパスポートチェックのみ。あとは漢字でサインするだけ。部屋はレイクビューのベランダ付き。4階(日本の5階)で最上階。ボーイはおらず、自分で荷物を運ぶ。別段何の苦労もないが、チップのためにユーロの小銭をあたふたして用意しただけに肩すかしをくらった。
エレベーターは、ヨーロッパの古いホテルによくあるエレベーターだった。ドアは手動。建物側にはドアがあるが、エレベーター側にはドアがない。もたれると怪我をしそうなエレベーター。部屋は、一泊230スイスフランにしては古い気がしたが、十分な広さと清潔さがあり、何よりベランダ越しのルガーノ湖の景色が奇麗。バスタブもあった。地元産ワインとビール
黄昏時のルガーノ湖畔を少し歩き、ホテルのレストランのテラスで ウェイターの勧めるティチーノ Ticino 産の白ワインとスイス産の生ビール Schutzengarten alla spina を飲んだ。前者は全く嫌みのない酸味と、出しゃばらない程度の甘み、そして苦みがうまくバランスしたワイン。後者は、個性の少ない普通のドラフトビールであるが、甘すぎず、苦すぎず、香りも普通。何かコクのようなものを感じさせるものがあった。もちろん、黒ビールのコクとは全然違う。 このビールメーカーはザンクトガレン St. Gallen というスイス北東部の会社で、ティチーノの地ビールではなかった。
双方とも、日本からの長旅と時差に疲れていたから余計に美味しかったのだろう。
ビールとワインだけで何も食べなかった。機内食の夕食(16時頃)がまだおなかに残っていて、更に時差もあったのか食欲はなかった。
【ルガーノ Lugano泊】(Hotel Walter au Lac in Lugano)
8/28 火 晴れのち曇り時々豪雨
28 August 2007
朝
夜10時に就寝したが、12時には目が覚めてしまった。日本時間では遅くともこの時間に目が覚めているから仕方ない。いっこうに眠られないから、ベランダで涼みながら2〜3時間パソコンで旅行記を書いたり、旅程を確認したりしていた。3〜4時頃になってやっと眠くなったので眠るが、朝6時前に目が覚めた。ぼちぼち、夜明け前で東の空が白みだしていた。ルガーノ湖と湖畔のイルミネーションが奇麗だったので、おもわず数十枚ベランダから写真をと撮った。
7時過ぎに朝食、ルガーノ湖を臨むきれいな部屋で朝食ができた。茶色いパン、チ−ズ、とろけるような薄切りサラミソーセージのおいしさは印象的だった。湖畔の散歩
朝食を終えると家内と湖畔を散歩した、白鳥に鴨に小型の白い水鳥・・・朝食のパンを少し残して持ってきて餌をやったらよかった。違った写真も撮れたにちがいない。
市民公園(Parco Civico)のある方向に散歩し、公園でUターンして帰ってきた。期待したより美しい町と湖で雰囲気も良かった。
地下から何かを引き出している | あたりは渋滞に | 底が開いてゴミ?を収集? |
ゴミ収集車?
ゴミ収集車?を見て面白かった。地下からクレーンで1.5m×1.5m×4mくらいの直方体を引き上げ、荷台に運んで、底を開けてゴミを収集。朝のラッシュタイムにこんなことをするから、一帯は渋滞が発生した。
ルガーノ Lugano出発
9時前には準備を整えて、チェックアウト。ホテルのおばちゃんの指示された駐車場所?すなわち駐車禁止の標識前の路上駐車をしていた車は無事だった。パトカーが何度も通過するのを目撃して大丈夫だったから本当に夜間から朝まで駐車自由なのかもしれない。
湖畔を反時計回りに進み、来た道を帰って高速に入った。二箇所ほどロータリーがありややこしかったが、高速とルツェルン方面の看板を頼りに走ると何とかなった。
途中、ヴェルザスカ谷 Valle Verzasca の石造りめがね橋(Corippo)に行こうかと計画していたが、先を急ぐことにした。昨年度の地球の歩き方(スイス '06-'07)には記載されていたが、本年度版にはなかった。わざわざ訪問するまでもないと考えたし、道順がややこしく迷いそう。さらには、その位置のピンポイント情報がないし、ホテルの職員も知らないと言っていた。石造りのめがね橋というだけなら、訪問しないのは正解だったかも知れない。悪魔の橋の下流にも石造りのめがね橋があったから(後述)。
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