平成23年8月24日(水)
ドイツ博物館への道中
とにかく暑かった。そして、満腹でそこそこ飲んでいた。タクシーで行こうと思ったが、やはり近いからダメだと運転手に断られた。
タール通りを東に歩いて行くことにした。日差しが強いので陰の多い道路の南面を歩いた。別段歩くのは嫌ではないが、博物館を歩くことを考えると足の疲労は避けたかった。
新市庁舎前からまっすぐ一本道であるから迷うことはない。イーザル川の橋を渡ったら右側がドイツ博物館だ。
ドイツ博物館
入口から入ってスグに大きな船がある。初めてだから一通りの主だった展示物は観た。ただし、上層階までは行っていない。
学生の理科離れが懸念されている日本にもこのような規模の博物館が是非必要だろう。技術立国を標榜する日本としては、韓国、台湾、支那に負けるわけにはいかない。
メッサー・シュミットに感涙
科学や工学全般を網羅するような展示物で一番興味を持ったのは飛行機の展示である。第一次世界大戦の戦闘機、な…なんとメッサーシュミット
Messerschmitt Me 109 が展示しているではないか。小学校時代、どれだけこの戦闘機の絵をかいたことか。感涙もの!
そして、第二次世界大戦で実戦配備されたジェット戦闘機 Messerschmitt Me
262、そしてロケットエンジンの Messerschmitt Me 163 "Komet" 凄い!
歴史に「たら」「れば」はないが、あと少し早くジェット戦闘機 Messerschmitt Me
262
が開発され、その問題が克服されていたら。ドイツは制空権を完全に掌握して戦況は変わっていたのではないかと子供ながらに考えたものである。そして、ソ連はドイツ攻略に手を焼いて、東方にまで兵力をそそげず、日本の北方四島の運命も変わっていたかもしれない。
ジェットエンジンの原理
飛行機のブースで博物館側が力を入れていると感じるのはジェットエンジンの原理説明である。理系でありながら、恥ずかしながら、タービンを回して推力を得ているという以外の知識はない。ここのドイツ語の説明を観てもよく解らない。原理を知ってから、このジェットエンジンのシースルーの模型(現物?)を観ると楽しいに違いない。次回、ミュンヘンに来ることがあるとしたら、そういう楽しみ方をしたいものだ。
次回のミュンヘン訪問は秋のビール祭りかな?
ミュージアム・ショップ
外から見ていると楽しそうだったが、実際に中に入ってみると欲しいものも、土産になるようなものもなかった。何も買わずに、ドイツ博物館をあとにした。
晩ご飯パス
たくさん飲んで、たくさん食べて、たくさん歩いた。
ホテルに帰ったら寝てしまった。夕方になっても目が覚めない。11時頃目が覚めたが、それほどお腹はすいていない。また眠った。お陰で、往路のフライトで眠られなかった時差ボケの辛さを解消することができた。翌朝はスッキリとした気分で目覚めた。
<ミュンヘン Munich 泊>(連泊)
Hotel Vier Jahreszeiten Kempinski Munich |