平成23年8月25日(木)
娘のリクエスト
ノイシュバンシュタイン城 Schloß Neuschwanstein
は二回訪問したことがあった。卒業旅行と新婚旅行。双方とも20年以上も前だ。だから、当初は訪問する予定はなかった。チロル山脈を観光を予定して、雨天だったらノイシュバンシュタイン城観光をするむねを旅程表に書いたら娘が反応して、こちらを観光することに
なってしまった。もちろん無理からぬ事である。
レンタカー
何時もはエイビスかハーツのレンタカーを借りるのであるが、ミュンヘン市内のホテルの近くのレンタカーは SIXT だった。国内から
BMW 5シリーズクラスを予約したら Audi A6
(Diesel)だった。ドイツのエイビスやハーツは借りるときに時間が掛かったり、なんだかんだ問題が発生したことが多いのだが、今回は円滑だった。
当方の慣れも大きいが…。
Audi A6
については借りる前にスタッフによるレクチャーがあった。パーキングブレーキのスイッチ(レバーではない!)、カーナビの使い方が主だった。
ここまで親切な欧米のレンタカー業者も初めてだ。
空港だったら郊外の道から運転が始まるが、ここではいきなり朝のラッシュアワーのミュンヘン市内。事前にGoogleMapで予習していたこともあって難なくホテル前に到着。チェックアウトをして荷物を積み込んだ。全長5m近いサルーンだが、ボストンバッグを3つトランクに入れるのは無理だった。とって部分あと
2-3cm のことなのに。
映画村とガルミッシュ・パルテンキルヘン
ホテルを出発してもなおドイツの映画村?たるババリア・フィルムシュタット Bavaria
Filmstadt
に行くか、どんな行程にするか迷っていた。一時はババリア・フィルムシュタットにカーナビをセットしたがやめた。たぶん、それで一日つぶれてノイシュバンシュタイン城に行けなくなると予測した。そして、その予測は正しかった。
ノイシュバンシュタイン城を見学してからガルミッシュ・パルテンキルヘンも立ち寄る予定が、ノイシュバンシュタイン城に時間がかかりすぎて断念しくらいであるから。
私が前回・前々回訪問したのは20年以上も前で、その頃は内部見学に予約や時間待ちなどなかったと思う。二回とも早春や春の灰シーズンでなかったためか、私が忘却しているだけなのか。
ノイシュバンシュタイン城 Schloß Neuschwanstein の予約
先述のように行程を決めかねていたので、内部の観光の予約はしていなかった。待ち時間を考えるとしておくべきだった。
ただ、予約をしていたら11時くらいの予約を入れたかもしれないが、これだとギリギリだった。まず、ホテルを出たのは朝8時半を越えており、しかも朝の渋滞や工事渋滞にかかりミュンヘンを脱出するのに時間がかかった。また、カーナビが選んだ道は高速道路や国道を中心とした道ではなく、センターラインの無いような変な田舎道や峠道を選んだことで、予想以上に到着が遅くなった。
シュバンガウ到着と予約の列
予定を大幅に遅れてシュバンガウに着いたのは午前11時ちょうど。午前9時に未だミュンヘン市内を走っていたのであるから無理はないかも知れない。
シュバンガウに近づくにつれて、大きな山が近くに見えてきて、山の中腹にノイシュバンシュタイン城が見え、見覚えのある赤い屋根の教会(コロマン教会
St. Coloman)の横を通過した。この辺ののどかな道路を走っていて、ノイシュバンシュタイン城周辺が人と車でごった返しているなんて予測もできなかった。
ともかく、大変な混雑であるがインフォメーションに一番近い駐車場に駐めることができた。
そっからが、大変である。まず、ノイシュバンシュタイン城の見学ツアーの予約をしなくてはならない。そこには長蛇の列があった。数百人の列である。日焼けに耐えながら30分くらい待ってやっと室内にはいれた。室内のモニタには
ロシア語ツアー 13:05 (1時間20分後)
英語ツアー 14:35
オーディオ・ガイドツアー 14:40 (2時間55分後)
とあった。私はロシア語ツアーで良いのではと娘と息子に相談したが却下された(笑)。結局、オーディオ・ガイドツアーまで約3時間待つことにした。
ノイシュバンシュタイン城 Schloß Neuschwanstein 観光
とりあえず黄色いホーエンシュバンガウ城の見えるレストランのテラスでゆっくり昼食をとり、マリエン橋まで行くバスの長蛇の列に日焼けしながら並び、マリエン橋からノイシュバンシュタイン城とシュバンガウの風景を楽しみ、ノイシュバンシュタイン城の内部を見学した。これだけのことをしてインスブルックに着いたのは18:00だった。
今回は新婚旅行のときにロープウェイの運行停止で行けなかったテーゲルベルク山にも登りたかったが、待ち時間に行けたかも知れない。(残念)
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